生理痛
生理中にお腹付近が重くなったように感じたり、寝込んでしまいたいぐらいの痛みが出たりしていませんでしょうか。
そうした生理中に激しい痛みを感じることが多い場合は一度産婦人科に相談するようにしてください。
生理痛の痛みはプロスタグランジンというホルモンが関わっていることが多いです。
プロスタグランジンは月経を引き起こすホルモンの1つであり、子宮筋を収縮させたり血管を拡張させたりする作用があります。
このプロスタグランジンが大量に分泌されると子宮筋の収縮が激しくなり、結果としてお腹に強烈な痛みが出るようになります。
頭痛
特定の時期になると頭がズキズキしたり締め付けられるような痛みがあったりしないでしょうか。
そうした頭痛もまた産婦人科に通うことで改善することができます。
頭痛の原因は様々あるのですが、その中の1つに女性ホルモンである「エストロゲン」の減少が関わっていることがあります。
エストロゲンの分泌と脳内ホルモンであるセロトニンの分泌には関連性があり、エストロゲンの量が減るとセロトニンの分泌量もまた減少するという性質を有しています。
セロトニンには頭の血管の収縮や拡張をコントロールする作用があり、さらに痛みを感じにくくする作用もあるので、結果として痛みにも過敏になってしまい頭痛を感じやすくなってしまうのです。
産婦人科でエストロゲン減少が確認されればその分泌を促す薬を処方するなどしており、それが頭痛の改善へにつながります。
生理不順
正常な月経は大体25日から38日ぐらいの間隔で発生することが多いです。
ですが近年は生活習慣やライフワークの変化により月経周期が乱れてしまうことが多々あります。
生理不順にも様々なものがあり、その1つが「続発無月経」です。
閉経した方などを除いて3ヶ月以上も整理が来ていない方が続発無月経に当てはまります。
2つ目は「頻発月経」です。
こちらは続発無月経とは逆に頻繁に月経が来てしまう症状となります。
24日よりも短い周期で月経が来ている場合はこの症状を疑ってみましょう。
3つ目は「過多月経」です。
月経周期が正常だからといっても油断はできません。
中には月経周期が正常であってもその期間の出血量が多いというケースも見受けられるからです。
一般的には月経中は50mlから60mlもの出血があるのですが、過多月経の方は150mlにも達してしまうことがあります。
出血が多かったり月経周期が乱れていたりしましたら産婦人科に相談してみてください。