歯医者で親知らずを抜歯する流れ

初診

まずは親知らずの状態について確認することになります。すべての親知らずを抜かなければいけないわけではなく、そのまま放置してもよいケースもあります。特に症状が出ていないならば、そのまま残しておくこともあるのです。
虫歯になっていたり、他の歯に影響を与えていたりする場合には、親知らずを抜く必要があります。痛みや腫れなどの状態を見て、洗浄や消毒をします。場合によっては抗生剤の処方をして、症状が収まるのを待たなければいけないこともあります。

詳しい検査をする

親知らずが歯茎の中に埋まっている場合には詳しい検査をする必要があります。CT撮影をして、親知らずが神経に近いかどうかをチェックします。神経に近いと慎重に作業する必要があるからです。場合によっては歯科クリニックでは対応できず、大学病院で抜歯しなければいけないケースもあります。難しいケースだと、普通の歯科クリニックでは対応できないからです。もし、詳しい検査の結果、その歯科医院で対応できない場合には、専門の病院への紹介状を発行してくれます。それを持参して医療機関を利用するとスムーズに対応してもらえるのです。

抜歯します

検査をして、リスクなく抜歯することができると判断したならば、実際に抜歯を行います。まっすぐ生えている親知らずの場合は、すぐに抜くことが可能です。上顎の場合は1~3分程度、下顎でも5~10分程度で抜けます。しかし、歯茎の中に親知らずが埋まっている場合は、抜歯するのに30分から1時間以上かかるケースもあります。この場合、静脈内鎮静法や全身麻酔をかけて抜歯することもあるのです。これらの麻酔をする場合は麻酔医を準備する必要があり、すぐに抜歯してもらうことはできません。抜歯が難しいケースは一度に複数の親知らずを抜く場合は入院することもあります。

若松にある帆足歯科医院は腕のよい歯医者です

抜歯後について

抜歯をしたあとは、親知らずのあった部位を消毒します。そして、痛み止めや抗生剤などをもらいます。入院しないケースではその日のうちに帰宅することができます。ただし、しばらくは安静にしていなければいけません。その日にシャワーを浴びることも避けたほうがよいです。しばらくすると麻酔が切れて痛みが生じるため、すぐに痛み止めを飲みます。抜いた部位が大きく腫れてしまうこともあります。1週間もすれば状態が安定して、抜糸することができます。特に問題がなければ治療完了となります。