歯医者の医療機器

歯医者で使用される医療機器

歯医者では様々な医療機器が使用されています。歯科治療は口の中の健康を管理する治療のため、唾液や血液に触れやすい環境でもあります。そして、口の中には多くのウイルスや細菌類が存在しています。院内感染を予防するためにも、治療においてはより清潔な状態を保つ必要があります。治療における利便性だけではなく、より安心した治療を提供するためにも、多くの医療機器が活用されています。
歯科治療で使用される医療機器は、患者側の立場からするとあまり意識されないものですが、レーザー治療用の機器から治療に使用する水を生成する装置まで、適切な治療を施すための工夫がなされた機器が数多くあります。これらの医療機器や清潔設備は、歯科治療において無くてはならないものであり、衛生管理を含んだ多くの治療において、歯や口腔内の健康に貢献しています。

歯科用レーザー

歯科用レーザーとは、歯科治療のひとつであるレーザー治療に使用される装置です。虫歯や歯周病を引き起こす原因となる細菌を除去したり、殺菌する効果があります。悪くなってしまった歯ぐきを切開する場合にレーザーが使用されることもあり、切開と同時に止血や殺菌の効果も得られることから、メスなどによる切開と比べて安心であり効率的でもあります。最先端の医療機器のひとつといえるでしょう。

エアーフロー

エアーフローとは汚れを落とすことを目的とした歯のクリーニングに用いられる専用機器です。パウダー状にした炭酸水素ナトリウムやグリシンを、ジェット水流によって歯に吹き付ける機器を使用します。歯垢などの細かい溝に入り込んでしまった汚れや、色素沈着も除去することができる医療機器であり、治療時の痛みもないため歯の清掃に重宝されています。使用される機器はそのままエアーフローと呼ばれることもありますが、正式名称はメーカーや医院によって異なります。

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電解殺菌装置

歯科治療にはジェット水流やうがいのための水など、たくさんの水が使用されています。そのため、歯医者と水は切っても切れない関係であり、衛生的な水を用意することが重要になってきます。電解殺菌装置とは、殺菌された水を生成する装置であり、水道水などを電気分解することで電解水に変えることができます。電解水は殺菌水と呼ばれることもあり、細菌やウイルスを殺菌し、不活性化させる効用があります。電解水は対ウイルス効果も高く、経口感染防止に繋がります。装置の正式名称はメーカーや医院によって異なります。