食事が虫歯に与える影響は大きい
普段の生活習慣の中でも特に食生活というのは虫歯に与える影響がとても大きいです。普段、どのような食習慣を送っているかによって、その人の虫歯のなりやすさが変わると考えてよいでしょう。そのため、虫歯を避けたいならば、普段の食事の取り方や内容を見直すことをおすすめします。
食事というのは口腔内の環境に大きな影響を与えるものです。そのため、食習慣の違いによって、虫歯や歯周病のリスクがかなり変わります。たとえば、虫歯がまったくない家庭もあれば、虫歯など口腔疾患にかかっている人の多い家庭があるのは、それぞれの家庭ごとに食習慣に違いがあるからと考えられます。
間食をしないことが大切
普段の生活の中であまり間食をしないようにすることは大切です。最低でも食事の間隔を3時間はあけておくべきでしょう。食事をすると口腔内が酸性に偏ってしまいます。このような状態が続いてしまうと歯が危険な状態になるのです。通常は唾液が分泌するためすぐに正常な状態に戻ります。しかし、間食をしてしまうと唾液の中和作用がしっかりと働かなくなってしまうのです。そのため、一度食事をしたあとは、口腔内の環境が正常に戻るまで何も食べないようにしましょう。
栄養をしっかりと補給する
歯というのは大人になったら栄養を摂取しなくてもいいというわけではありません。今ある歯をいつまでも維持するためには、歯に必要となる栄養を普段の食事からしっかりと摂取しなければいけないのです。そのため、野菜や果物などをたくさん食べるようにしましょう。ビタミンやミネラルなどをバランス良く摂取しなければ、栄養状態が悪くなってしまい、虫歯になったり、歯周病になったりするのです。特にカルシウムを摂取することは大切なため、牛乳や果物などを摂取することを心がけましょう。
噛む回数を増やせる食べ物がおすすめ
虫歯を予防するためには常に口腔内が唾液で満たされていることが大切です。そのためにはしっかりと唾液の分泌を促せるようにたくさん噛まなければいけないものを食べることをおすすめします。硬いものを食べるようにすると自然と噛む回数が増えます。野菜や果物など繊維質のものを積極的に食べましょう。ただし、あまり硬すぎるものを食べるのは歯や歯茎に悪いためその点は注意してください。また、食事の際には意識的に多く噛むようにしましょう。