虫歯の度合いによって治療期間に大きな差が出る
歯医者で行う虫歯の治療と聞くと、「何度も通院する必要がある」とイメージする人も多いと思います。1回で治すことは難しく、「何度も何度も通ってやっと完治できるもの」だと感じている人は多いようです。何度も通うのが面倒だと感じ、治療を途中でやめたり、治療そのものを受けずに痛みを我慢するような人もいます。
確かに、虫歯というのは何度も歯医者へ通って治療を受ける必要がありますが、必ずしも回数を重ねなければ治せないものではありません。その虫歯の度合いや進行具合で治療の回数は大きく変わってきます。初期段階の虫歯でしたら、1回の治療で治すこともできるのです。早く虫歯を治したいなら、早く歯医者へ行くことが大事になってきます。痛みを感じたらすぐに歯医者へ行くようにしましょう。
重度の虫歯なら10回以上通う必要も
中には、歯医者に行きたくなくて「痛みが出ているのに放置して神経まで達した」という人もいます。この状態は俗にいう、「重度な状態の虫歯」で、完治を目指すとなると何度も何度も歯医者へ通わなければなりません。さらに、1回にかかる治療の時間も長くなってしまいますし、時には強い痛みを感じる治療をする必要もあります。1本の歯の治療回数が10回を超える場合もあり、「完治まで半年以上かかった」なんてことにもなりかねません。重度の状態になる前に、歯医者に行って虫歯を治すようにして下さい。
軽度の虫歯なら1回の治療で治る
逆に、軽度の虫歯なら1回の治療で完治させることもできます。軽度の虫歯は、治療時間も短く痛みを伴わない治療がほとんどなので、歯医者へ行くのがストレスになりません。虫歯というのは、早い段階での治療が大事になってくるのです。「痛い治療を受けるのが嫌だ」という人は、できるだけ軽度の状態のうちに、歯医者へ行くようにしましょう。
虫歯にならないための日々のケアが大事
虫歯というのは、生活習慣が大きく関係してきます。歯を磨かずに寝るようなダラダラした生活をしていたり、好きなものばかり食べる暴飲暴食を繰り返していたら、すぐに虫歯になってしまいます。逆に、日々のケアをしっかりと行うことができれば、ちゃんと虫歯は防げます。また、歯科検診を定期的に受けることで初期段階で虫歯を見つけることもできます。「虫歯になりやすい」か、「虫歯になりにくいか」というのは、日常生活の習慣が大きく影響するので、虫歯になりたくない人は、しっかりとケアをするようにして下さい。