親知らずの抜歯は痛いというイメージを持ってる人は多い
奥歯のさらに奥に生えてくる親知らず。第三大臼歯として、10代あたりから生え始める歯です。親知らずと聞くと、「抜く時に強い痛みを感じるもの」というイメージを持っている人は多いと思います。「親知らずを歯医者さんで抜いて、ほっぺたが思いっきり腫れた」なんていう話を一度は聞いたことあるでしょう。
親知らずの抜歯について、「痛い」というイメージを持っている人は非常に多いです。それ故、親知らずが生えてしまっても抜歯をせずにそのまま放置するような人も少なからず存在しています。しかし親知らずというのは、虫歯になることもありますし、他の歯の歯並びにも影響を及ぼしてしまうものです。歯医者さんで抜いたほうがいいと言われた親知らずは、できるだけ抜くようにしましょう。
生える場所によって痛みは変わります
親知らずの抜歯時には麻酔を使うので痛みは感じません。一般的に言われる親知らずの痛みというのは、その麻酔が切れた後の痛みを指します。しかし、抜歯をしたら必ずしも麻酔が切れた後に痛みが出てくるのかというと、そうではありません。抜歯後に痛みを感じるものと、そこまで痛みを感じないものがあります。
痛みを感じない親知らずとは?
親知らずの痛みが長引く最大の理由というのは、なかなか抜歯ができずに施術に時間がかかってしまうことが挙げられます。まっすぐ生えていなかったりすると、歯茎を切開する必要もありますし、場合によっては1時間以上かかることもあるのです。しかし、逆に考えると親知らず抜歯に時間がかからないものは、そこまで痛みを感じないということもあります。麻酔をして、いざ抜くとなってから10秒程度で抜ける親知らずもあり、そういった親知らずを抜いた後は、あまり痛みを感じないことが多いです。
上の歯でまっすぐ生えている親知らずは抜歯後に痛みを感じない
綺麗にまっすぐ生えている親知らずというのは、抜歯後にそこまで痛みを感じません。綺麗にスポっと抜けたりするので、抜歯に時間もかからず、楽に抜くことができます。一般的に上の歯の方が下の歯よりも抜歯後に痛みを感じないと言われています。ということは、上に綺麗にまっすぐ生えている親知らずが一番痛みを感じずに抜歯できて、逆に、下で複雑な形状で生えている親知らずは、一番痛みが強くなる親知らずと認識していいでしょう。下の複雑な形状の親知らずを抜く際には、それなりの覚悟が必要になってきます。